ヒヤリハット事例
H93206
事  例

クローラクレーンが転倒しそうになった

業  種 建設業 機  種 クローラクレーン 現  象 転倒
状  況 クローラクレーン(つり上げ荷重20t)で重量約1tの鉄筋をつって目的の作業場所へ移動中,ジブを倒しすぎて所定の作業半径を超えた作業となり,後方のキャタピラが浮き上がって転倒寸前となった.
つり荷の鉄筋を急いで地上に降ろしたので機体の転倒は免れたが「ヒヤリ」とした.
原  因 前の日に実施した巻上ワイヤロープの取替作業の際に,ジブ傾斜角度計の指示値に誤差が生じていたことに気付かず,制限作業半径を超える操作となった.
対  策
  1. 巻上ロープや部品の交換後は,関連する部分の確認点検を確実に実施するよう周知徹底した.
  2. 移動式クレーンは転倒しやすい設備であることを再認識して安全運転に徹するようにした.
類似ヒヤリ クローラクレーンの解体作業で,ジャッキアップしてキャタピラを取り外している時に機体のバランスが崩れて転倒しそうになった.
 
 
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