ヒヤリハット事例
H93207
事  例

停電のため隣接クレーンと衝突しそうになった

業  種 鉄鋼業 機  種 天井クレーン 現  象 衝突
状  況 ソーキングピットクレーン(天井型,つり上げ荷重50t)により鋼塊を掴んで走行中,突然停電したために走行用の電気制動が作動せず,隣接のクレーンに衝突しそうになった.隣接クレーンとの距離があったことと機械ブレーキが効いたことで衝突は免れたが「ヒヤリ」とした.
原  因 停電のために電気制動が働かなかったため停止距離が長くなった.
対  策
  1. 電気制動と機械制動に関する設備安全教育を実施した.
  2. ブレーキ調整用指示目盛を取り付け,点検調整方法の簡素化を図った.
  3. 月例点検時に制動距離のチェックを実施するように基準化した.
    (1)通常制動(電気制動と機械制動の同時作動時の制動距離をチェック)
    (2)電源オフ制動(機械制動だけでの制動距離をチェック)
 
 
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