ヒヤリハット事例
H94201
事  例

誤作動でフックが降下

業  種 金属製品製造業 機  種 天井クレーン 現  象 整備点検不良
状  況 製缶工場において,天井クレーン(つり上げ荷重30t,機上運転)により製缶品(重量約15t)を横転する作業が終わったので,玉掛ワイヤロープを外した後コントローラを巻上方向に操作したところ,いきなりクレーンのフックが降下し始めた.
クレーン運転士がすばやくハンドルを戻して主電源用スイッチを切ったので,事故にはならなかったが製缶品の横転作業中に設備の異常が発生していたらどうなっただろうと考えると「ヒヤリ」とした.
原  因 クレーン上の電磁接触器に粉塵が付着して動作不良となり誤作動した.
対  策
  1. 電磁接触器の点検強化を行った.(週間点検および自主検査)
  2. 電磁接触器の清掃,整備の強化を行った.(年1回の分解清掃の実施)
 
 
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