ヒヤリハット事例
H94202
事  例

クレーンが突然動きだした

業  種 製鋼業 機  種 天井クレーン 現  象 誤操作
状  況 計重機により計量の終わった丸棒(直径140mm,長さ3500mm,重量420kg)2本を地上作業員が結束している間,クレーン運転士は運転室内で待機しその作業を見ながら次の合図を待っいた.結束作業が終りそうになったので,足組みをしていた右足を元に戻して座り直そうとしたところ,左足を乗せていた足乗せ台が傾き,同時に右足を乗せた足乗せ台も前方にずれて体のバランスを崩し横行コントローラのハンドルに触れたため,クレーンが横行して吊荷の丸棒が計重機を乗り越えて2mほど逸走してしまい「ヒヤリ」とした.
原  因
  1. 主電源スイッチを切っていなかった.
  2. 足乗せ台が床に固定されていなかった.
対  策 運転待機時には必ず主電源スイッチを切るように作業基準を改めた.
 
 
[ホーム]