ヒヤリハット事例
H94203
事  例

クレーンのフックが地上作業者に接触

業  種 製鋼業 機  種 天井クレーン 現  象 作業手順・方法
状  況 製鋼工場の天井クレーン(つり上げ荷重:主巻80t,補巻40t)の補巻フックを約2mの高さに一旦巻き上げ次の作業場所に走行移動中,地上20mの高さにある運転室からは死角になる場所から補巻フックの進行方向に作業者が侵入してきたのを発見したので,非常停止したところ補巻フックが進行方向に大きく振れて,侵入者のヘルメットにぶつかった.幸いにもへルメツトを飛ばしただけで済んだが,ひとつ間違うと大怪我をしていたのではと思うと『ヒヤリ』とした.
原  因 クレーンを走行移動する時のフックの巻き上げ停止位置が低過ぎた.
対  策
  1. 運転室からよく見えない場所を通過する時は警報を鳴らすことを徹底した.
  2. 走行移動をする時は,フックを十分に安全な高さまで巻き上げておく.
類似ヒヤリ クレーンと接触する場所に地上作業員が侵入してきたので急停止した.
 
 
[ホーム]