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状 況 |
船舶エンジンを製造している機械工場において,縦1.7m×横1.2m×長さ6.5m,重量約30tの製品の機械加工が完了したので,天井クレーン(つり上げ荷重50t,機上操作方式)により別の場所に移動させ荷下し作業をしていたとき,床上30cm位の所で一旦停止し,3人の地上作業者が枕木を敷き終わるのを待っていた.
続いて,製品を着床させるために合図者の合図に従って微動操作により巻き下げていたところ,作業者の一人が枕木の位置を直そうとして枕木に触れていたため,製品との間に指を挟まれた.
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原 因 |
吊荷を巻き下げている時に,作業者が枕木に手を触れていた状態が運転室から目視できなかった.
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対 策 |
- つり荷を巻き下げている時は,つり荷や玉掛けワイヤロープに触れないように徹底する.
- 合図者は共同作業者全員に声を掛け,確認した後で運転の合図を行う.
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