ヒヤリハット事例
H94213
事  例

ブレーキライニングが焼損

業  種 鉄鋼業 機  種 天井クレーン 現  象 整備点検不良
状  況 100tクレーンの運転作業を開始する際に,クレーンのフックに玉掛ワイヤロープを掛けるために巻き下げ運転をしている時,機械室で何かが燃えているような臭いがしたので点検したところ,巻上用ブレーキから煙が出ていた.整備担当者が点検した結果,ブレーキライニングが半分ほど燃えていることがわかった.重量物をつっている時であればブレーキが制動不能となり重大事故につながったのではないかと考えられ「ヒヤリ」とした.
原  因 ライニングの止めネジが緩んでブレーキホイルに接触して発熱し焼損していた.
対  策
  1. ライニングの止めネジの緩み止め措置を確実に実施する.
  2. クレーン運転中は,臭い・音・振動等の状況変化に十分に気をつける.
 
 
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