ヒヤリハット事例
H95201
事  例

隣接クレーンに衝突しそうになった

業  種 金属製品製造業 機  種 天井クレーン 現  象 衝突
状  況 同一ランウェイ上に並置された2台の天井クレーン(それぞれつり上げ荷重50t,機上運転操作方式)により,各々ケーブル巻き取り用リール(直径4~6m,重量5~30t)をつり上げた後,そのうちの1台を運転していたヒヤリ体験者が走行しようとしたところ,隣接するクレーンに衝突しそうになった.玉掛者が大声で警告してくれたのでクレーンを急停止して衝突を回避することはできたがヒヤリとした.
原  因
  1. ヒヤリ体験者が隣接クレーンに接近して作業していることを忘れていた.
  2. クレーン運転士と玉掛者の意思疎通ができていなかった.
対  策
  1. 2台のクレーンが接近している時は,音声警報と回転灯を点灯回転させてそれぞれの運転士に警告できるように設備改善を行った.
  2. クレーン接近作業を行う場合には,事前に関係作業者による作業手順等の打ち合わせを行うようにした.
 
 
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