ヒヤリハット事例
H95203
事  例

つり荷が風にあおられ建物鉄骨に接触

業  種 建築業 機  種 玉掛け 現  象 作業手順・方法
状  況 16階建てビル新築工事現場において,外壁板の取付作業を行うため,クライミングクレーン(つり上げ荷重15t)を使用して外壁板(重量3.5t)を地上からつり上げ12階部分まで巻き上げた後,玉掛者の合図によりクレーンのジブを起こしながら取付位置に接近させようとしていたところ,結び付けていた介添えロープが外れたため,外壁板が強風(毎秒6~10m)にあおられて回転し建物の鉄骨に接触したのでヒヤリとした.
原  因 吊荷に結び付けていた介添えロープが外れたため風にあおられて回転した.
対  策
  1. 介添えロープは途中で外れないように確実に結んでおく.
  2. 介添えロープ1本では回転を止められないので,2本以上結び付けておく.
  3. 面積の広い吊荷の荷揚げ作業は強風時には一時中止する.
 
 
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