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状 況 |
11階建てビルの建設現場において,鉄筋(約1.5t)をタワークレーン(つり上げ荷重20t)で6階開口部の仮設ステージ(積載許容荷重4t)に吊り込み,鉄筋工数名が小分けしながら横持ち移動する作業を繰り返し行っていたが,何度めかの作業で鉄筋を吊り降ろそうとした時,仮設ステージの端部が外れかけているのを発見したので直ちにクレーンの運転を停止した.
もしもこのことに気付かないまま鉄筋を巻き下げていたら,仮設ステージが落下して大事故を起こしていたのではないかと思うとヒヤリとした.
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原 因 |
鉄筋を仮設ステージに積載したとき,積載面の片側に偏って置いたため,その部分に大きな荷重がかかり,ステージの端部が外れかけていたこと.
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対 策 |
- この様な作業を行う場合には,荷重がステージの片側に偏らないように中央部分に積載するようにした.
- クレーン運転室と玉掛作業者との間に通話装置を設置し,玉掛合図の徹底を図れるように改善した.
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