ヒヤリハット事例
H95205
事  例

シャックルのボルト外れ

業  種 建築業 機  種 玉掛け 現  象 飛来・落下
状  況 建築現場において,足場材をタワークレーン(つり上げ荷重20t)により運搬するため,4階部分の開口部から3階へ降ろす作業をしていたとき,4階の玉掛者の合図によりシャックル付きの玉掛ワイヤロープで足場材を玉掛けして一旦吊り上げた後,運転している自分の目で吊荷の状態を見て確認できるような位置まで移動させようとしたところ,シャックルピンのボルトが外れているのを発見した.
直ちに運転を停止し,警笛を鳴らしながら4階の玉掛者に異常を知らせるとともに,つり荷を床面まで降ろして玉掛者にシャックルピンをボルトで固定させたので事故にはいたらなかったがヒヤリとした.
原  因
  1. シャックルの始業前点検が十分でなかった.
  2. 玉掛作業者の吊り上げ前の安全確認が十分でなかった.
対  策
  1. 使用するシャックルの始業前点検の実施および適切な使用の再教育をした.
  2. 吊荷の吊り上げ前,地切り後の玉掛状態の確認徹底の再教育をした.
 
 
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