ヒヤリハット事例
H95212
事  例

レール締結用フックボルトが折損

業  種 金属工業 機  種 天井クレーン 現  象 整備点検不良
状  況 走行レール締結用のフックボルト(M16,長さ250mm)が折損して,高さ12mの高所から床上の作業者の近くに落下した.幸いにも災害には至らなかったが,高所からの落下物は小さな物でも重大災害につながる恐れがあるのでヒヤリとした.
原  因
  1. クレーン通過時の振動,衝撃等によるボルトの疲労により折損した.
  2. レールスパンと車輪スパンの狂いによるせり合いのためボルトが折損した.
対  策
  1. 定期的にレールゲージによる測定を行い,問題があれば直ちに修正をして切損防止を図る.
  2. フックボルトが折損した時の落下防止対策として,レールの両脇に4mmの番線を親綱として張り,フックボルト全数を1.3mmのバインド線で親綱に縛り付けた.
 
 
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