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状 況 |
天井走行クレーン(つり上げ荷重3t)の作動点検時に,当該クレーンにはガーダ上の手摺が片側しかなかったので,点検給油時等の安全確保のため手摺上300mm位の位置に建屋の柱から柱に親綱が張ってあった.
この親綱に無意識に安全帯を掛けて,作動点検を開始し,巻上,巻下,横行を終わり,走行テストを始めた時,急に安全帯を後方に引張られた.しまったと思った瞬間,手摺が外側に倒れて,体がクレーンから空中に放り出され親綱にぶら下がっていた.幸いにも災害には至らなかったがヒヤリとした.
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原 因 |
建屋側に設けられた親綱に安全帯を掛けたままでクレーンを走行させた.
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対 策 |
- 親綱をクレーン本体側に設置した.
- 安全帯を掛ける場合の確認を徹底するように再教育した.
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