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状 況 |
屋外に設置されたホイスト式橋形クレーン(つり上げ荷重3t,床上操作方式)運転中のヒヤリ体験.
つり荷の半製品(重量0.5t)を約1mの高さまで巻き上げた後,横行操作により塗装作業台の位置まで移動させようとしているとき,作業台に近づいてきたのでペンダントスイッチの横行用押ボタンを離したが停止せず,つり荷が仮置中の部材に衝突しそうになった.幸いにも地上電源盤が近くにあったため,直ちに電源を遮断して衝突直前にクレーンを停止させることができたが,ヒヤリとした.
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原 因 |
屋外のクレーンからつり下げられているペンダントスイッチのボックスがひび割れしていたためボックス内部に雨水が溜まり,スイッチの接点部が導通状態となり,押ボタンから手を離しても停止しなかった.
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対 策 |
- ペンダントスイッチボックスを防水仕様品に取り替えた.
- 運転開始前にペンダントスイッチボックスを点検するように再教育した.
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