ヒヤリハット事例
H97204
事  例

無線送信器の電池が切れて制御不能

業  種 機械器具製造業 機  種 天井クレーン 現  象 整備点検不良
状  況 無線操作式天井クレーン(つり上げ荷重40t)運転中のヒヤリ体験.
エンジン部品(30t)をつり上げて走行中に,進行方向前方にある障害物をかわすため進路変更をしようと無線送信器の横行ハンドルを操作したところ,クレーンが制御不能となっていて,クレーンは直ぐには停止せず惰力によりつり荷が障害物に接近して衝突しそうになった.衝突寸前に走行ブレーキが効いて停止したので衝突は回避することができたが,ヒヤリとした.
原  因
  1. 無線送信器の電池が切れていたこと.
  2. 作業開始前の点検において,送信機の電池残量を確認しなかった.
対  策 作業開始前の点検項目に「無線送信器の電池残量確認」を追加して,点検を確実に実施するようにした.
 
 
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