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状 況 |
天井クレーン(つり上げ荷重10t,床上操作方式)により電動機のギヤケース(質量0.5t)を工場内の片隅に片付ける作業をしていたとき,つり上げた荷を走行操作及び横行操作により横行ストッパーの位置まで移動させ,さらに走行レール側の出来るだけ壁寄りの位置に降ろそうとして荷を横行方向に揺らしながら斜め吊りの状態にして巻き下げようとしたところ,巻上用ワイヤロープが走行トロリ線に接触してしまいヒヤリとした.
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原 因 |
クレーンの運転範囲を超えて作業しようとしたこと.
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対 策 |
- 斜め吊り運転をしないように再教育した.
- クレーンの運転範囲より外側に荷物の置場を設けないようにした.
- 巻上用ワイヤロープがトロリ線に接触しないようにクレーンのガーダ側に保護枠を取り付けた.
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