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状 況 |
コイル配替作業中のヒヤリ体験.23tのコイルを天井クレーン(つり上げ荷重35t,機上運転方式)のC形フックでつり上げて所定の置場に運び,着地点の30cm位の高さまで巻き下ろし一旦停止したが,コイル置台手前のトラックピットにラガーバケツが置いてあったので,運転室からはコイル置台とクラブセンターマーカーが見えなかった.
そのため,隣に置かれたコイルを目安にして横行センターを合わせ,ゆっくりと巻き下げを始めたところ,コイルが静止したので着地したものと判断して,C形フックを抜き出した途端,コイルが転がってトラックピットに落下しヒヤリとした.
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原 因 |
玉掛け合図者の指示を待たずに,死角内にある荷からフックを抜き出した.
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対 策 |
- ラガーバケツの位置を移動させてクレーンからの死角を無くした.
- 視界の悪いコイル置台を調査改善し,類似事故防止を図った.
- コイル置台へのセンター合わせ運転の作業標準を作成し再教育した.
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