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状 況 |
日常点検作業中のヒヤリ体験.稼働中のクレーンの作動状況を目視点検する作業中に,つり具付近を観察していたところ,巻上ワイヤロープに異物が付着していてつり具を通過し巻き上げられていくのを認めた.直ちにクレーンを停止して点検した結果,巻上ワイヤロープのストランドの1本に素線切れが発生しているのを見つけた.もしもこの日常点検で発見されていなかったならば大きな事故につながったのではないかと思い,ヒヤリとした.
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原 因 |
ワイヤロープの日常点検が的確に行われていなかった.
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対 策 |
- 交換周期を使用期間管理から(使用期間×使用回数)管理に変更した.
- 巻上ロープ点検を傾向管理項目に指定して点検内容の充実を図った.
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