|
状 況 |
機械部品の組み立て作業中における玉掛作業のヒヤリ体験.天井クレーン(つり上げ荷重10t,機上操作方式)のフックにチェーンブロックを掛け,チェーンブロックのフックを機械架台の穴に通して,玉掛ワイヤロープを掛けた.
このワイヤロープを引っ張れば架台の穴から玉掛ワイヤロープが出てくるものと判断して,クレーンを巻き上げたところ,チェーンフックが穴に引っ掛かったが,更に巻き上げようとしたところ突然,フックが外れて大きく撥ね上がり合図者の顔面に当たりそうになって,ヒヤリとした.
|
原 因 |
チェーンのフックが荷の一端に引っかかったときの対応が適切でなかった.
|
対 策 |
- チェーンフックをつり穴から出すときは手で引張り出す.
- クレーンフックを巻き上げるとき,作業者はつり荷の位置から十分に退避する.
|
|