状 況 |
クレーンの点検中,トロリ線に鳩のフンが固着しているのを発見したため,ガーダ上のトロリ線側乗り込み口にある安全扉を開いて電源を遮断し,紙ヤスリで削り落とそうとしてトロリ線に触れた瞬間に電撃を感じた.検電器でチェックしたところ,このトロリ線1本だけが活線になっていた.
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原 因 |
- 安全扉の電源遮断器を過信して運転室の主電源スイッチを切らなかった.
- 安全扉を開けば電源が遮断できるはずと考えて検電をしなかった.
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対 策 |
- クレーンを点検する時には電源を2ヶ所以上で遮断する(二重切り).
- 配線露出部に触れる必要があるときは必ず検電を実施する.
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教 訓 |
電源スイッチを遮断しても不具合で切れていないことも考えて検電実践を.
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