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状 況 |
天井走行クレーン(つり上げ荷重主巻50t,補巻25t)を使用して製品(ケーブルドラム,約28t)を移動させる作業が終了したので,玉掛作業者はクレーン運転士にそのまま機上の運転室で待機するように合図した後,別の製品運搬の段取作業を始めた.運転士は待機時間を利用して室内の清掃を行っていたが,気が付かないうちに補巻コントローラに体が触れ,操作レバーが巻下方向に入って補巻フックが下がりはじめ,地上で作業していた玉掛作業者に接触してしまった.
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原 因 |
待機するときにクレーン操作電源スイッチを切り忘れた.
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対 策 |
- 配電盤の電源入切状態を目視確認することができるよう,照光式押しボタンスイッチに改善した.
- 電源入り切り操作時の『指差呼称確認』を実践するように再教育した.
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