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状 況 |
半乾燥性の防錆剤を塗布した船舶用軸の仕上加工完了品 (重量40t,長さ12m)を,高さ500mmの受台上から玉掛けワイヤロープ半掛け4本づりにして運搬する作業をしていたが,一旦地切りをするために約300mm巻き上げたところ,つり荷のセンターが少しずれていたため,玉掛けワイヤロープの片側が内側に滑り,つり荷が傾いて片端が受台上に当って停止した.
合図者はつり荷の横方向,補助者はつり荷の斜め方向に位置していたので労働災害にはならなかった.
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原 因 |
- 防錆剤が塗布されていたため,つり荷が滑りやすくなっていた.
- 玉掛けワイヤロープが『半掛け』の状態であり滑りやすかった.
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対 策 |
- 防錆剤が塗布されているときは,滑り防止の木材スノコを当てる.
- 『あだ巻きつり』等の滑りを防止する玉掛方法にする.
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