ヒヤリハット事例
H990210
事  例

クランプのシャックルピンが抜けかけた

業  種 機械器具製造業 機  種 玉掛け 現  象 玉掛用具・方法
状  況 プレス作業場において天井クレーン(つり上げ荷重10t,床上操作方式)を使用して鋼板を裏返しする作業中のヒヤリ体験.
重量約2t,長さ約4mのボイラー用の鋼板にクランプ2個を取り付けて,30cm位の高さまで巻き上げたとき,クランプのシャックル止めピンが半分ほど抜けているのを発見した.直ちに鋼板を地上に降ろし作業を中止したので,つり荷の落下事故には至らなかった.
原  因
  1. 止めピンが摩耗しており抜けやすくなっていた.
  2. 使用前点検で止めピンの摩耗を見過ごし不良品のつり具を使用した.
対  策
  1. 止めピンの抜け防止を改良したクランプに取り替えた.
  2. つり具類の使用前点検について再教育を実施した.
 
 
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