ヒヤリハット事例
HH86232
事  例

つり荷の鋼管に挟まれそうになる

業  種 金属製品製造業 機  種 玉掛け 現  象 挟まれ、接触
状  況 塗装工場から5本の鋼管(1本の重量1t)を天井クレーンにより搬出することとなったが,鋼管は床面に平行に敷いた2本のレールの上に5本を密着させ横並びにして置いてあった.先ず,この5本のうち真中の1本をつり天びんを使用してつり上げ移動した.次に2本目の鋼管を搬出しようとして,玉掛者が先に搬出した鋼管の空間部に立ち入ったところ,突然後側の鋼管がころがり始め,あやうく鋼管と鋼管との間に挟まれそうになりヒヤッとした.
対  策 この事故を体験して以来,このような作業を行うときに使用する転がり防止用の歯止めは,両端の鋼管だけでなく中間部の鋼管にも必ずするようにしている.
 
 
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