ヒヤリハット事例
HH86241
事  例

つりピースが仮付けのままであった

業  種 造船業 機  種 玉掛け 現  象 玉掛用具・方法
状  況 鉄構工場において,船舶の外板ブロック(鋼製構造物,重量20t)を天井クレーン(つり上げ荷重30t)により移動するため,玉掛け作業者であるヒヤリハット体験者は玉掛けワイヤロープをブロックに取り付けられた4カ所のつりピースに掛け,クレーン運転士に巻き上げの合図を送るとともにワイヤロープのゆるみがなくなったところで一旦停止させ,つりピースの確認を行ったところ,その内の1カ所が仮付け溶接のままであり,このままつり上げたらどうなったかと思うとヒヤッとした.
対  策 作業報告書に,つりピースを溶接した者の氏名を記入し,それを班長が確認してOKマーク記入するようにしている.また,玉掛者自身もOKマークの確認をするとともに,溶接状態を目視点検することを徹底している.
 
 
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