クライミングクレーンの強風対策については,クレーンの機種・設置期間・地理的条件・周囲の状況,姿勢等,様々な条件があるため施工計画の段階で予め対策を立てておく必要があります.又,強風の程度をよく把握し適切な対策を行わなければなりません.過度の対策により大きな費用が発生する場合もありますが安全を最優先に考えるべきと思います.事前の対策に当たっては作業所単独の判断によることなく,関係部署又はクレーンメーカーに問い合わせをし適切な指導のもと,万全の対策を講じるよう希望します.
(完)
参考文献 |
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(社)日本クレーン協会 安全のすすめ「クレーン」第35巻9号1997 |
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(社)日本建設機械化協会「クライミングクレーンPlannig百科」 |
( (株)小川製作所 三浦 拓 ) |