a) チェーンスリングのメタルタグ又はラベルに表示してある使用荷重以内で使用すること. |
|
b) つり角度を確かめ角度に応じた使用荷重のチェーンスリングを使用しなければならない. |
|
c) チェーンがねじれたり,もつれたりしたまま使用すると,チェーンの強さが低下するので,このような使い方はしてはならない. |
|
d) 荷の角にチェーンが当たるときは,麻袋や古タイヤ等の当てもの(保護材)を用いて,荷を保護すると同時にチェーンも保護すること. |
|
e) 荷は必ずフック“ふところ”の中央でつるすこと(フック先端に荷を掛けるとフックに過大な力が働き,フックの変形につながる). |
f) チェーンの摩耗及び伸びによる使用限界を守り,変形及びき裂が生じているものは,使用しない.(廃棄基準参照) |
g) チェーンスリングを高温又は低温の雰囲気で使用する場合は,上表によって,使用荷重を減少させて使用すること.また,一度高温状態で使用した場合は,焼き戻しが行われたものとして,その温度に応じて使用荷重を減少させて使用すること. |
h) 荷を地切りするとき,また着地するときチェーンスリングに衝撃力が掛からないように静かに行うこと. |
|
i)チェーンスリングが常時,振動を受ける用途に使用する場合は,使用荷重を軽減させて使用すること. |
j)チェーンスリングで,荷を長時間つったままで,放置しないこと. |
k) 複本数つりのチェーンスリングで,個々のチェーン,フック等に最大使用荷重を超える荷重が負荷されないように,荷はバランスよく玉掛けすること. |
l) 損傷を受けたチェーン,フック等を溶接,肉盛又は熱処理を施すなどして再使用してはならない. |
m) チェーンスリングを使用しない時は,環境の良い適切な場所に,つり下げ装置を設けた格納場所を定め,つり下げて錆びないように保管すること. |
|