建設業における労働災害で高い比率を占めるのが、玉掛作業、クレーン、高所作業などによる、はさまれ・まき込まれ、墜落・転落、転倒などである。橋梁工事VR安全教育システムは、VR空間に橋梁工事の状況を再現して、高い臨場感と没入感のなかで、体験者が実際に災害を体感することで、実現場での危険予知レベルや安全意識の向上に役立てることを目指したシステムである。図2 に示すように、体験者は直感的なUIで容易にコンテンツを選択できる。建築工事でもVR教育が導入されているが、本システムは橋梁工事特有の高所作業・重量物取扱いに特化している点が特徴となっている。リリース以降、多くの現場で活用され、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)において、事後評価が不要な「VE技術」として現在も登録されている(NETIS登録番号KK―180029―V E )。