クレーン及び移動式クレーンの労働災害発生状況(令和5年)

 令和5年においてクレーン等によって発生した労働災害による死傷者数は,1,722人で,前年と比較して128人の増加となっており,また,死亡者数は46人で前年に比べ6人の減少となった。

 これら労働災害のうち,天井クレーン等クレーンによるものは死傷者数814人(全死傷者数に占める比率47.3%。以下同じ。),死亡者数14人(全死亡者数に占める比率30.4%。以下同じ。),移動式クレーンによるものは死傷者数563人(32.7%),死亡者数25人(54.4%)であった。
 また,クレーン等労働災害を業種別にみると,図のとおり,死傷者数では製造業が683人(39.7%)で最も多く,次いで建設業447人(30.0%),運輸交通業232人(13.5%)の順となり,死亡者数においては建設業が最も多く26人(56.5%),ついで製造業14人(30.4%),その他の事業5人(10.9%),交通運輸事業1人(2.2%)の順となっている。


図 令和5年におけるクレーン等による業種別死傷者数及び死亡者数
 
 
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