クレーン及び移動式クレーンの労働災害発生状況(令和4年)

 令和4年においてクレーン等によって発生した労働災害による死傷者数は,1,594人で,前年と比較して50人の減少となっており,また,死亡者数は52人で前年に比べ2人の減少となったが、前々年と比べると10人の増加で高止まりしている。

 これら労働災害のうち,天井クレーン等クレーンによるものは死傷者数762人(全死傷者数に占める比率47.8%。以下同じ。),死亡者数24人(全死亡者数に占める比率46.2%。以下同じ。),移動式クレーンによるものは死傷者数551人(34.6%),死亡者数16人(30.8%)であった。
 また,クレーン等労働災害を業種別にみると,図のとおり,死傷者数では製造業が646人(40.5%)で最も多く,次いで建設業454人(28.5%),運輸交通業177人(11.1%)の順となり,死亡者数においては製造業が最も多く18人(34.6%),ついで建設業17人(32.7%),その他の事業10人(19.2%),陸上貨物運送事業6人(11.5%)の順となっている。


図 令和4年におけるクレーン等による業種別死傷者数及び死亡者数
 
 
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